PRODUCT 製品情報
GTSフープ
GTSフープは、合同製鐵株式会社®製「685N/mm2級高強度異形せん断補強筋GSD685」を使用し、同社の認定を受けた工場のみにおいて加工される高強度せん断補強筋です。
バーインコイル材である為、スパイラルフープへの加工も可能という特長があります。高度にシステム化された生産管理体制により、トーアミグループ国内5拠点の、ユーザー様の最寄り工場から、安定的な供給が可能です。
建築一般
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特長
溶接閉鎖形せん断補強筋
フック付せん断補強筋とは異なり、鉄筋の端部をアプセットバット溶接という方法で接合しており、せん断補強筋としての性能を最大限発揮できる製品です。その溶接にはA級継手評定を取得した工場で、それぞれ認定された溶接機のみを使用しています。
徹底された高度な品質管理
徹底管理された加工機・溶接機を使い、十分に教育された作業者によって生産され、全拠点共通の厳格な品質管理体制下で検査された製品であると同時に、独自開発の生産管理システムとの連動によってトレーサビリティーの確保まで実現しています。
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矩形標準加工寸法
呼び名 最小短辺
(mm)最小周長
(mm)最大長辺
(mm)最大周長
(mm)GD10 200 1,200 1,500 6,000 GD13 250 1,400 1,500 6,000 GD16 350 1,700 1,500 6,000
※上記寸法は辺の「外寸法」を示し、周長とは4辺の合計寸法を表します。
(寸法精度はJASS 5に準じます)
※円形・多角形の加工や上記寸法以外でも加工可能なものもありますので、最寄りの弊社事業部までご相談ください。
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評定内容と材料
<母材>
合同製鐵株式会社
国土交通大臣認定:国住指第3305-1号、認定番号MSRB-0092
SABTEC評価 17-06R2
<A級継手評定>
(財)日本建築センター評定
関東事業部千葉工場 :BCJ評定-RC0477-02
中部事業部愛知第三工場:BCJ評定-RC0478-02
関西事業部奈良第二工場:BCJ評定-RC0479-02
中国事業部岡山第二工場:BCJ評定-RC0480-02
住倉鋼材(株) :BCJ評定-RC0481-02評定内容
評定番号 関東事業部 BCJ評定 – RC0477-02 中部事業部 BCJ評定 – RC0478-02 関西事業部 BCJ評定 – RC0479-02 中国事業部 BCJ評定 – RC0480-02 住倉鋼材(株) BCJ評定 – RC0481-02 件名 「GSD685」を用いた
溶接閉鎖形高強度せん断補強筋
「GTSフープ」継手性能 A級継手 使用鉄筋
区分 高強度異形棒鋼 記号 GSD685 表面形状 大臣認定 国住指 第3305-1号 MSRB-0092 工法一般評定 SABTEC評価 17-06R2 -
機械的性質
試験片の区分 0.2%耐力
(N/mm²)引張強さ
(N/mm²)伸び
(%)曲げ性 曲げ角度 内側半径 母材 685以上 856以上 8以上 180° 公称直径の1.5倍 溶接部 5以上 – -
設計・施工指針概要
一
般
事
項横補強筋 GSD685 呼び名 GD10,GD13,GD16 コンクリート設計基準強度 $$Fc$$ $$21〜60N/mm^2$$ (普通コンクリート) 許
容
応
力
度
設
計設計⽤せん断⼒ 梁 【損傷制御】短期 $$Q_{DS} = Q_L+Q_E$$
【地震時安全性】短期 $$Q_D = Q_L+1.5Q_E ~ or ~ Q_L+\Sigma_B M_y/lo$$
(終局強度設計を⾏う場合、地震時安全性短期の検討は不要)柱 【損傷制御】短期 $$Q_{DS} = Q_L+Q_E$$
【地震時安全性】短期 $$Q_D = Q_L+1.5Q_E ~ or ~ \Sigma_cM_y/ho$$
(終局強度設計を⾏う場合、地震時安全性短期の検討は不要)横補強筋 許容応⼒$$wft$$ ⻑期$$195{N/mm^2}$$, 短期$$590{N/mm^2}$$ 許容せん断⼒ 梁 ⻑期 $$Q_{AL}=b・j・\{{\alpha}・{\mathrm f}s+0.5・w{\mathrm f}t・(pw-0.002)\}$$ 、ただし、$$pw$$は$$0.6\%$$以下とする。
短期 $$Q_{AS}=b・j・\{{\beta}c・{\alpha}・{\mathrm f}s+0.5・w{\mathrm f}t・(pw-0.001)\}$$、$$(1≦{\alpha}≦2)$$
【損傷制御】$${\beta}c=1-(100pw-0.2)/3$$、【地震時安全性】$${\beta}c=1$$柱 ⻑期:$$Q_{AL}=b・j・{\alpha}・{\mathrm f}s$$
短期 $$Q_{AS}=b・j・\{{\beta}_{co}・{\mathrm f}s+0.5・w{\mathrm f}t・(pw-0.001)\}$$、$$(1≦{\alpha}≦1.5)$$
【損傷制御】$${\beta}_{co}=1-\{1-(2/3){\alpha}\}・(100pw-0.2)$$、【地震時安全性】$$βco=1$$
終
局
強
度
設
計設計⽤せん断⼒ 梁 【荒川mean式による場合】両端ヒンジ部材:$$Q_{su}{\geqq}Q_L+1.1Q_M$$、
両端ヒンジ部材以外:$$Q_{su}{\geqq}Q_L+1.2Q_M$$
【修正塑性式による場合】両端ヒンジ部材:$$Q_{sub}{\geqq}Q_L+1.0Q_M$$、
両端ヒンジ部材以外:$$Q_{sub}{\geqq}Q_L+(1.2/1.1)Q_M$$柱 【荒川mean式による場合】両端ヒンジ部材:$$Q_{su}{\geqq}1.1Q_M$$、
両端ヒンジ部材以外:$$Q_{su}{\geqq}1.25Q_M$$
【修正塑性式による場合】両端ヒンジ部材:$$Q_{sub}{\geqq}1.0Q_M$$、
両端ヒンジ部材以外:$$Q_{sub}{\geqq}(1.25/1.1)Q_M$$
(各式ともに、柱の特別条件は、軸⼒⽐0.35〜0.6の場合に適⽤できる)横補強筋降伏強度
$${\sigma}wy$$$$685{N/mm^2}$$ せん断終局耐⼒ (荒川mean式)
梁 【荒川mean式による場合】$$Q_{su}=\{0.068・pt^{0.23}・(F_c+18)/(M/(Q・d)+0.12)+0.85\sqrt{(pw・{\sigma}wy)}\}・b・j$$ 柱 $$Q_{su}=\{0.068・pt^{0.23}・(F_c+18)/(M/(Q・d)+0.12)+0.85\sqrt{(pw・{\sigma}wy)}\}・b・j+0.1{\sigma}o・b・j$$
ただし、引張軸⼒を受ける場合は、$$Q_{su}=pw・{\sigma}wy・b・j$$せん断終局耐⼒ (修正塑性式)
梁
柱【修正塑性式による場合】$$Q_{sub}=min(Q_{SU},Q_{BU})$$
塑性理論に基づくせん断耐力:$$Q_{SU}=b・jt・pw・{\sigma}wy + k1・(1-k2)・b・D・{\nu}・Fc$$
付着割裂耐力 $$Q_{BU} = jt・{\tau}b・{\Sigma}{\phi} + k1・(1-k3)・b・D・{\nu}・Fc$$構
造
規
定横補強筋比 $$pw$$ $$0.2\%{\leqq}pw{\leqq}1.2\%、かつ、pw{\leqq}1.2\%{\times}(Fc/27)$$ 横補強筋間隔 梁 【技術基準】$$250mm$$以下かつ$$D/2$$以下
【修正塑性式】
ヒンジ領域:$$(GD10)150mm$$以下,
$$(GD13,GD16)200mm$$,$$8d$$かつ$$D/3$$以下
非ヒンジ領域:$$(GD10)200mm$$以下,
$$(GD13,GD16)300mm$$,10dかつ$$D/2$$以下柱 【技術基準】:$$100mm$$以下$$(1.5Dmax$$かつ$$2.0Dmin$$、範囲外:$$150mm以下)$$
【修正塑性式】ヒンジ領域$$(GD10)100mm$$以下, $$(GD13,GD16)100mm$$かつ$$6d$$以下
非ヒンジ領域:$$(GD10)100mm$$以下, $$(GD13,GD16)200mm$$かつ$$8d$$以下横補強筋の折曲げ
内法直径
折曲げ後の余長横補強筋の折曲げ内法直径:$$4d$$以上
折曲げ後の余長:$$(90°)10d$$以上、$$(135°)6d$$以上、$$(180°)6d$$以上