株式会社トーアミ


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PRODUCT 製品情報

高強度せん断補強筋用異形棒鋼「KSS785 」を使用した

スミフープ

スミフープは、普通鉄筋に比べて3倍弱の強度を持っており、住友電工独自で開発した材料を使用しています。高強度でありながら、溶解可能な材料として国土交通省大臣認定を取得しています。

<ご注意>
スミフープは、熱処理された高強度棒鋼なので、所定の条件以外で加熱されると機械的性質が低下するおそれがあります。従って、施工現場での溶接や加熱は絶対に行わないで下さい。

主な用途

建築一般

  • 製品の種類
    記号 呼び名 表面形状 製品
    KSS785 S10~S16 六条リブ
    異形棒鋼
    フック付き筋
    スパイラル筋
    溶接閉鎖形筋
  • 標準加工寸法・形状

    標準加工形状

    溶接閉鎖形帯筋、あばら筋 フック付帯筋、あばら筋 フック付副帯筋、副あばら筋


    ※上記寸法は辺の「外寸法」を示し、周長とは4辺の合計寸法を表します。(寸法精度はJASS 5に準じます)
    ※円形や多角形の加工や上記寸法以外でも加工可能な物もありますので、最寄りの弊社事業部までご相談ください。

    加工寸法

    折曲げ部分 末端部 中間部
    折曲げ内のり直径
    (D)
    4d以上 4d以上
    折曲げ角度 180°、135°、90° 90°以下

    (備考) d は、呼び名に用いた数値とする。”

  • 建築技術性能証明と材料

    <母材>
    住友電気工業株式会社
    (財) 日本建築総合試験所:GBRC性能証明 第14-27号 改1
    国土交通大臣認定:国住指第4221号、認定番号MSRB-0060
    新日鐵住金株式会社
    国土交通大臣認定:国住指第3687号、認定番号MSRB-0110

    <A級継手評定>
    (財)日本建築センター評定
    関東事業部千葉工場  :BCJ-RC0504-01
    中部事業部愛知第三工場:BCJ-RC0505-02
    関西事業部奈良第二工場:BCJ-RC0449-02,BCJ-RC0506-01
    中国事業部岡山第二工場:BCJ-RC0507-01
    住倉鋼材(株)    :BCJ-RC0451-02,BCJ-RC0508-01

    <認定番号>
    公益社団法人 日本鉄筋継手協会 優良溶接せん断補強筋製造会社 認定番号
    関東事業部千葉⼯場  :JRJI-優補-022-2
    中部事業部愛知第三⼯場:JRJI-優補-023-2
    関⻄事業部奈良第⼆⼯場:JRJI-優補-024-2
    中国事業部岡⼭第⼆⼯場:JRJI-優補-025-2
    住倉鋼材(株)    :JRJI-優補-021-2

  • 機械的性質と化学成分

    機械的性質

    試験 降伏点
    (N/mm²)
    引張強さ
    (N/mm²)
    伸び
    (%)
    曲げ性
    曲げ角度 内側直径
    母材 785以上 930以上 8以上 180° 公称直径の3倍

    化学成分

    C Si Mn P S Cu Mo Cr 炭素
    当量
    0.40
    以下
    1.50
    以下
    2.00
    以下
    0.030
    以下
    0.030
    以下
    0.20
    以下
    0.80
    以下

    備考

  • スミフープを用いたせん断設計法
    使


    鋼種:認定番号 KSS785:MSRB-0060(異形)、MSRB-0110(異形)
    呼び名 S10, S13, S16
    コンクリート:Fc 普通コンクリート:21~60 N/mm2






    許容応力度 長期 195 N/mm2
    短期 590 N/mm2
    使用性確保
    (長期)
    設計用
    せん断力
    QDL=QL

    許容
    せん断力
    QAL1=b・j・α・fs
    ただし
    地震時安全性確保設計ルートの場合は
    QAl2=b・j・{α・fs+0.5wft(pw-0.002)}も可
    1≦α≦2
    0.2%≦pw≦0.6%

    許容
    せん断力
    QAL1=b・j・α・fs
    1≦α≦1.5
    損傷制御
    (短期)
    設計用
    せん断力
    QDS=QL+QE

    許容
    せん断力
    QAS1=b・j・((2/3)α・fs+0.5・wft・(pw-0.001))
    1≦α≦2、0.2%≦pw≦1.2%

    許容
    せん断力
    QAS1=b・j・((2/3)α・fs+0.5・wft・(pw-0.001))
    1≦α≦1.5、0.2%≦pw≦1.2%
    安全性確保
    (短期)
    設計用
    せん断力
    ルート1、2-1、2-2
    QD=min[QL+nQE, Q0+Qy]
    (ルート1)n=1.5以上
    (ルート2-1、2-2) n=2.0以上
    ルート2-3
    QD=Q0+nQu
    n=1.1以上、柱頭部が曲げ降伏する最上階柱または柱脚部が曲げ降伏する
    1階柱ではn=1.0以上

    許容
    せん断力
    QAS2=b・j・(α・fs+0.5・wft・(pw-0.001))
    1≦α≦2、0.2%≦pw≦1.2%

    許容
    せん断力
    QAS2=b・j・(fs+0.5・wft・(pw-0.001))
    0.2%≦pw≦1.2%





    設計用
    せん断力
    QDG=Q0+nQM
    両端ヒンジとなる梁:n=1.1以上 ただし塑性理論式による場合はn=1.0以上
    それ以外:n=1.2以上 ただし塑性理論式による場合はn=1.2/1.1以上
    QDC=nQM
    両端ヒンジとなる柱:n=1.1以上 ただし塑性理論式による場合はn=1.0以上
    それ以外:n=1.25以上 ただし塑性理論式による場合はn=1.25/1.1以上
    降伏強度 σwy 785 N/mm2
    かつ25Fc以下
    終局
    せん断耐力
    (荒川式)
    荒川mean式
    QSU=[0.068・pt0.23(Fc+18)/{M/(Q・d)+0.12}+0.85√(pw・σwy)]・b・j
    荒川mean式
    QSU=[0.068・pt0.23(Fc+18)/{M/(Q・d)+0.12}+0.85√(pw・σwy)+0.1σ0]・b・j
    終局
    せん断耐力
    (塑性理論式)

    QUD=min(QSU , QBU)
    QSU=b・jt・pw・σwy+k1・(1-k2)b・D・ν・Fc
    QBU=jt・τb・Σφ+k1・(1-k3)b・D・ν・Fc
    pw・σwy≦ν・Fc/2
    0.2%≦pw



    せん断
    補強筋間隔
    D/2以下かつ25cm以下
    ただし梁端から1.5DではD/2以下かつ20cm以下
    15cm以下
    ただし柱端からmax(柱最大径X1.5、最小径X2)の
    範囲では10cm以下
    曲げ内のり直径 4D以上
    端末余長 180°:6d以上 135°:8d以上 90°:12d以上
    溶接加工 住友電工が認め、
    A級以上の評定を取得した会社の工場加工のみ可