スミフープ
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住友電気工業株式会社
(財) 日本建築総合試験所:GBRC性能証明 第14-27号 改1
国土交通大臣認定:国住指第4221号、認定番号MSRB-0060
新日鐵住金株式会社
国土交通大臣認定:国住指第3687号、認定番号MSRB-0110A級継手評定
関東事業部千葉工場:(財)日本建築センター評定 BCJ-RC0504-01
中部事業部愛知第三工場:(財)日本建築センター評定 BCJ-RC0505-02
関西事業部奈良第二工場:(財)日本建築センター評定 BCJ-RC0449-02,BCJ-RC0506-01
中国事業部岡山第二工場:(財)日本建築センター評定 BCJ-RC0507-01
住倉鋼材(株):(財)日本建築センター評定 BCJ-RC0451-02,BCJ-RC0508-01公益社団法人 日本鉄筋継手協会 優良溶接せん断補強筋製造会社 認定番号
関東事業部千葉⼯場:JRJI-優補-022-2
中部事業部愛知第三⼯場:JRJI-優補-023-2
関⻄事業部奈良第⼆⼯場:JRJI-優補-024-2
中国事業部岡⼭第⼆⼯場:JRJI-優補-025-2
住倉鋼材(株):JRJI-優補-021-2
特徴
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スミフープは、普通鉄筋に比べて3倍弱の強度を持っており、住友電工独自で開発した材料を
使用しています。
高強度でありながら、溶解可能な材料として国土交通省大臣認定を取得しております。ご注意
スミフープは、熱処理された高強度棒鋼なので、所定の条件以外で加熱されると機械的性質が低下するおそれがあります。従って、施工現場での溶接や加熱は絶対に行わないで下さい。
製品の種類
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記号 呼び名 表面形状 製品 KSS785 S10~S16 六条リブ
異形棒鋼フック付き筋
スパイラル筋
溶接閉鎖形筋
機械的性質
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試験 降伏点
(N/mm²)引張強さ
(N/mm²)伸び
(%)曲げ性 曲げ角度 内側直径 母材 785以上 930以上 8以上 180° 公称直径の3倍 (備考)
降伏点は0.2%永久伸びに対する応力をいう。
伸び測定の標点距離は公称直径の8倍とする。
形状・寸法
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記号 呼び名 公称
直径
(mm)公称
周長
(cm)公称
断面積
(cm²)単位
質量
(kg/m)質量の許容差
(%)異形棒鋼 KSS785 S10 9.53 3.0 0.7133 0.560 ±6 S13 12.7 4.0 1.267 0.995 S16 15.9 5.0 1.986 1.56 ±5
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化学成分
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C Si Mn P S Cu Mo Cr 炭素
当量0.40
以下1.50
以下2.00
以下0.030
以下0.030
以下0.20
以下- - 0.80
以下(備考)
標準加工形状
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溶接閉鎖形帯筋、あばら筋 フック付帯筋、あばら筋 フック付副帯筋、副あばら筋
標準加工寸法
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最小短辺
(mm)最小周長
(mm)最大長辺
(mm)最大周長
(mm)S10 200 1,200 1,500 6,000 S13 250 1,400 1,500 6,000 S16 350 1,700 1,500 6,000 ※上記寸法は辺の「外寸法」を示し、周長とは4辺の合計寸法を表します。(寸法精度はJASS 5に準じます)
※円形や多角形の加工や上記寸法以外でも加工可能な物もありますので、最寄りの弊社事業部までご相談ください。
加工寸法
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折曲げ部分 末端部 中間部 折曲げ内のり直径
(D)4d以上 4d以上 折曲げ角度 180°、135°、90° 90°以下 図 (備考) d は、呼び名に用いた数値とする。
スミフープを用いたせん断設計法
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使
用
材
料鋼種:認定番号 KSS785:MSRB-0060(異形)、MSRB-0110(異形) 呼び名 S10, S13, S16 コンクリート:Fc 普通コンクリート:21~60 N/mm2 許
容
応
力
度
設
計許容応力度 長期 195 N/mm2 短期 590 N/mm2 使用性確保
(長期)設計用
せん断力QDL=QL 梁
許容
せん断力QAL1=b・j・α・fs
ただし
地震時安全性確保設計ルートの場合は
QAl2=b・j・{α・fs+0.5wft(pw-0.002)}も可
1≦α≦2
0.2%≦pw≦0.6%柱
許容
せん断力QAL1=b・j・α・fs
1≦α≦1.5損傷制御
(短期)設計用
せん断力QDS=QL+QE 梁
許容
せん断力QAS1=b・j・((2/3)α・fs+0.5・wft・(pw-0.001))
1≦α≦2、0.2%≦pw≦1.2%柱
許容
せん断力QAS1=b・j・((2/3)α・fs+0.5・wft・(pw-0.001))
1≦α≦1.5、0.2%≦pw≦1.2%安全性確保
(短期)設計用
せん断力ルート1、2-1、2-2
QD=min[QL+nQE, Q0+Qy]
(ルート1)n=1.5以上
(ルート2-1、2-2) n=2.0以上
ルート2-3
QD=Q0+nQu
n=1.1以上、柱頭部が曲げ降伏する最上階柱または柱脚部が曲げ降伏する
1階柱ではn=1.0以上梁
許容
せん断力QAS2=b・j・(α・fs+0.5・wft・(pw-0.001))
1≦α≦2、0.2%≦pw≦1.2%柱
許容
せん断力QAS2=b・j・(fs+0.5・wft・(pw-0.001))
0.2%≦pw≦1.2%終
局
強
度
設
計設計用
せん断力梁 QDG=Q0+nQM
両端ヒンジとなる梁:n=1.1以上 ただし塑性理論式による場合はn=1.0以上
それ以外:n=1.2以上 ただし塑性理論式による場合はn=1.2/1.1以上柱 QDC=nQM
両端ヒンジとなる柱:n=1.1以上 ただし塑性理論式による場合はn=1.0以上
それ以外:n=1.25以上 ただし塑性理論式による場合はn=1.25/1.1以上降伏強度 σwy 785 N/mm2
かつ25Fc以下終局
せん断耐力
(荒川式)梁 荒川mean式
QSU=[0.068・pt0.23(Fc+18)/{M/(Q・d)+0.12}+0.85√(pw・σwy)]・b・j柱 荒川mean式
QSU=[0.068・pt0.23(Fc+18)/{M/(Q・d)+0.12}+0.85√(pw・σwy)+0.1σ0]・b・j終局
せん断耐力
(塑性理論式)梁
柱QUD=min(QSU , QBU)
QSU=b・jt・pw・σwy+k1・(1-k2)b・D・ν・Fc
QBU=jt・τb・Σφ+k1・(1-k3)b・D・ν・Fc
pw・σwy≦ν・Fc/2
0.2%≦pw
構
造
細
目せん断
補強筋間隔梁 D/2以下かつ25cm以下
ただし梁端から1.5DではD/2以下かつ20cm以下柱 15cm以下
ただし柱端からmax(柱最大径X1.5、最小径X2)の
範囲では10cm以下曲げ内のり直径 4D以上 端末余長 180°:6d以上 135°:8d以上 90°:12d以上 溶接加工 住友電工が認め、
A級以上の評定を取得した会社の工場加工のみ可
建築技術性能証明
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