昨年、渡部建設は静岡県浜松市の「株式会社キタウチ遊具」に資本参加しましたが、2月3日付で同社を渡部建設が吸収合併して、遊具事業部として再スタートを切ることになりました。 キタウチ遊具は2007年設立の会社で、浜松市を拠点に自治体の公園や民間の保育園・幼稚園の滑り台やブランコなどの遊具を製作したり、それらの施工・保守点検などを行なったりしてきました。特にその技術力や遊具のデザイン・提案力については高い評価を得ており、浜松市内では最大のシェアを持っています。渡部建設とは、遊具の施工・点検・保守工事などで長年に渡り協業してきましたが、2021年のトーアミと渡部建設との資本提携を機にトーアミグループとの提携の協議が始まり、この度、トーアミグループに参入していただくことになりました。同社の工場は「渡部建設 尾野作業所」と改称し、社員の方は全員、渡部建設の社員として、同作業所で引き続き遊具事業に携わっていただき、北内社長は当面の間、渡部建設の顧問に就いていただき後進の育成と技術の継承に努めていただきます。今後は、既存のお客様とのお付き合いも大切にしながら、新規の顧客・市場の開拓や新規事業も視野に入れ、トーアミグループのお取引先様や協力会社様と共に、業績の拡大に努めて参ります。また、同社は「未来を担う子供たちに安全で楽しい遊具を届けたい」という強い思いを持って、製作・修理・点検にはこだわり抜いてきた企業でしたので、その金属加工や溶接の技術には定評があります。トーアミグループに蓄積された工業製品の技術と、子供たちの安全に配慮したキタウチ遊具の技術を融合させた新製品の開発にも期待しています。